ヒート前に避妊手術
アルが避妊手術を受けたのは生後5ヶ月半くらいのころでした。犬猫の飼い主経験者からしたら、ごく当たり前のことかもしれませんが「初めての犬」だと不安なことばかりでした。
避妊手術が譲渡条件
一般的には、避妊去勢の手術の「する・しない」は飼い主さんの判断に委ねられています。とはいえ、繁殖させることを考えていないのならば、手術する方が病気のリスクや精神的ストレス、しつけなどメリットの方が多いのが現状です。
一方保護犬は、保護団体によっても多少方針は違いますが、ほとんどの団体で「不妊手術してからの譲渡」または「適齢期になったら不妊手術させることが条件」となっています。
アルは幼い頃に保護されていたので、時期がきたら手術させることが条件になっていました。
アルを迎える前は、アルを家族に迎えることだけしか考えていませんでしたが、いざ手術の時期が迫ってくると、考えてしまう部分もでてきました。もちろん、「しない」という選択権はなかったのですが・・・。
手術
手術にあったっては、獣医師さんとも時期などを相談しながら調整しました。しかし、いざ手術となると、手術のリスクのお話も聞きまた不安になってしまいました。
当たり前ですが、手術が100%成功するという保証はありませんし、麻酔によるアレルギー反応などもあるそうです。
不安でいっぱいでしたが、私が不安がってるとアルも不安になってしまうと思い、手術まではできるだけ平静を保っていつも通りに接しました。
退院後
オスの場合は当日退院できるそうですが、メスの場合は1泊は入院ということで、久しぶりに家に一人でした。
アルの様子を電話で聞いたりしながら、お迎えに行くと私に会えて嬉しそうなアルでしたが、なんとも痛々しい姿に・・・。それでも元気そうにしていてくれたので一安心です。
カラーが透明だったので、視野が遮られることもなく怖がることもなくでした。時々ぶつかっちゃうのはしょうがないね^^;
ずっとカラーしたままだと辛いかなと思いタオルを敷いてみたり、様子を見ながらカラーを外してあげる時間をつくったりしてあげて・・・。
抜糸をしてカラーも外れたよ!
邪魔なものが取れて、笑顔のアルちゃん☆
避妊手術後少し顔つきが変わったような気がします!
もしも手術しなかったら。
今となってはどうしょうもないことですが、今でも時々「もし手術しなかったら」「アルの子どもがいたら絶対かわいいだろうなー」と思うことがあります。
いつか、殺処分されてしまう命がなくなり、保護犬たちにも未来の選択が自由にできる日が来ればいいなと思います。